日本人の先祖が作り上げてきた、おせち料理の本質は季節の変わり目を祝うこと、日本の文化の本質を後世に伝えるための備忘録としてまとめてみた

政治

 

年に1度、正月に対峙する豪華絢爛なおせち料理。

本来、おせち料理は季節の変わり目を祝う時に食べていた食事です。
目的は、季節が変わる時に過ごしてきた時を振り返り、次の目標を定めて心を決める事です。

 

これ、非常に大事な文化だと思ってまして、会社でも定期的に自身の行動を振り返り、新しい目標を立てて、それに向かって仕事しますよね。学校でも同じですね、通信簿(いまも通信簿って言うの?)成績表?とかがそうですね。

 

 

 

それと同じです。

 

 

 

季節の節目に自ら振り返り、次の季節に目標を立ててそこに向かう姿勢が自然に文化の中に組み込まれているんです。

 

 

 

ただですね、、、

 

 

 

最近は特に、この文化がおろそかになってる部分があるなと感じてまして、ビジネスの要素が強いなと思います。

 

 

そもそも、おせち料理の根源って質素ですからね。豪華じゃないです

 

 

 

食事の豪華さや珍しさにフォーカスすることが悪いとは思ってません。

 

 

 

ただ、偏りすぎるのは良くない。

 

 

 

最近、人と会話をしてて、目標は?と聞いても、特に無いとか、あまり考えたことないとの回答が返ってくる事が多いなと思ってまして、

 

おせち料理が原因という事ではないのですが、  日本の文化の中には、おせち料理みたいに行事や行動の裏に本質があったりするんですが、その本質を見失ってる事が多いんじゃないかと

 

その本質を見失う事で、日本人が弱体化している考えると恐ろしいです。

 

今日は「おせち料理」を通して、日本の文化の本質を考えるきっかけになればと思います。

 

 

「おせち料理」ってそもそも何?

先程も書きましたが、おせち料理は、元々、季節の変わり目のお祝いの時に出てくるご飯で、
本来の目的は、おせち料理を食べる事ではなく、季節の変わり目を祝い、次の季節の準備をすることなんです。

 

季節の変わり目を祝うという行為の始まりは、奈良時代に中国から季節の変わり目を祝う五節供(ごせっく)という行事が日本に伝わり、これを、奈良時代の朝廷が取り入れた事なんです。


出典:ウィキペディア 奈良時代 東大寺
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%88%E8%89%AF%E6%99%82%E4%BB%A3

 

これを節会(せちえ)と言い、天皇のもとに家来を集めて公式行事として行われるようになりました。

この、日本流で始まった「節会(せちえ)」で出されるご飯(正式名称は供御(ごく))が、おせち料理のはじまりです。
始まった頃は、重箱に豪華な料理ではなく、高く盛られたご飯などで、質素であったと言われています。

「おせち」は上記の「節会(せちえ)」を「お節会(おせちえ)」と言い、それが短くなり「おせち」となったとも言われています。

 

元々は、位の高い人達の間で行われていた行事の時に出されていた食事だったんですね。

 

 

ちなみに節会の日程は下記だったそうです。

元日節会(正月一日)
白馬節会(正月七日)
踏歌節会(正月十六日)
上巳節会(三月三日)
端午節会(五月五日)
相撲節会(七月七日、のち七月下旬)
重陽節会(九月九日)
豊明節会(十一月新嘗祭翌日の辰の日)
釈奠 2上旬~中旬くらい
盂蘭盆 7月15日を中心に7月13日から16日の4日間に行われる仏教行事

 

けっこうな頻度で祝ってますね、、、。

 

一般家庭に季節の節目を祝う行事が取り入れられたのは、江戸時代からと言われていて、それと同時に、おせち料理が一般家庭でも認知されていったそうです。

江戸幕府が公式行事として、季節の変わり目を祝う日(節日)を決めて導入します。
これが現代の五節句となります。

現代の節句の原型は「節会(せちえ)」という事になりますね。

 

現代の五節句の日程

人日(じんじつ):1月7日 七草の節句
上巳(じょうし):3月3日 桃の節句
端午(たんご):5月5日 菖蒲の節句
七夕(たなばた):7月7日 笹の節句
重陽(ちょうよう):9月9日 菊の節句

 

例えば、五節句のうち、一番初めにくる節句は1月7日を例に上げてみると、この日に七草粥を食べ、お正月の最終日にこれから1年間の豊作・無病息災を願う行事です。

 

江戸時代から今も引き継がれているわけです。

 

このように、江戸幕府から節句を祝う事が公式となり、庶民が五節句のたびに作る料理がおせち料理の原型となりました。
その後、時の経過とともに、五節句のうち、年の最初に到来し、最も重要でおめでたい時期とされる、お正月の料理がおせち料理として浸透していく事になります。

 

おせち料理が豪華になっていくのは第二次世界大戦後と言われています。

高度経済成長と共に、国が発展していくについれて、おせち料理は豪華さを増していき、現代の豪華さに至ります。

出典:ジャパンアーカイブズ
URL:https://jaa2100.org/entry/detail/047732.html

 

幸せは、願わなくても手に入るようになってしまった

おそらくですが、国が豊かになる事で、昔の時代に季節の節目に願っていた事は、願わなくても手に入るようになったのでしょう。

 

 

いつでも食べるものがある。捨てるくらいある

医療が発展して恐ろしいくらい寿命が伸びている

そんなに必死にならなくても、ある程度の水準で生きることはできる

生活保護もある

 

 

本質は、おせち料理がメインではなく、季節の節目を祝い、次の季節を越すための願いを料理に込め噛みしめるということです。

 

 

おせち料理を食べるという事が形だけ残っているとまでは言いませんが、昔よりは本質の意味が薄れているかもしれません。

 

 

近代のおせち料理は、和・洋・中、様々な地域のエッセンスが取り入れられ、従来のおせち料理を超えた、豪華な仕様になっています。

 

・有名店や有名シェフとのコラボや数量限定のおせち料理!

・産地直送の新鮮な食材やお正月ならではの高級食材!

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美味しくて、高級で、珍しくて、新鮮で、早期割引でお買いど、、、、、、、、

 

 

まぁ、良いことですよ。

 

楽しいし、美味しいし、豪華だし、バエルし、良いと思います。

 

 

ただね。

 

 

ちょっと偏りすぎてない?

 

 

 

本質どこいった?

 

 

 

豪華?珍しい?

 

 

 

これ、後世の子どもたちに何が残るんですかね?

 

 

 

インスタばえした画像ですか?

 

 

 

豪華な事が悪いわけではないです。

 

 

 

本質はどこだと。

 

 

季節の節目を祝い、振り返り 、次の節目の目標を立てて達成を願う事ですよね?
そっちの方が人間らしいと思います。少なくとも私はですが。

 

本来の目的を忘れないように意味をちゃんと理解してから、豪華なおせち料理を用意したいです。少なくとも私はですが。

 

 

 

ここからは、みなさんのおせち料理に魂を込めるタイムです。

重箱

おせち料理のルーツを知ってもらったところで、おせち料理を入れる重箱の話。

 

出典:ウィキペディア
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E7%AE%B1

 

 

おせち料理を重箱に入れるようになったのは江戸時代末期とも言われてますし、第二次世界大戦後とも言われていて、正確にはいつから始まったのか分かっていません。

 

 

私が考えるに、江戸時代は参勤交代などで下の人が簡単に上にいけないような経済政策があった事を考えると、一般市民が重箱なんて豪華なものもっていられたのかと考えると、第二次世界大戦後にある程度市民が裕福になった時代からなんじゃないかなと思ってます。(あくまでも想像)

 

 

料理を重箱に詰めることにより、料理に込められた願いを重ねる・おめでい事が重なるようにという意味があります。

 

近代では、2段重ねや3段重ね目にしますが、ものによっては1段しかないものもありますね、、、、、。

 

 

 

正式な段数は4段重ねです。

 

 

 

多いわ。

 

 

 

どんだけ福ほしいねん。(私は大阪出身ではない)

 

 

 

 

昔の人は、それだけ世の中が良くなるように願ってたんでしょうね。

 

 

 

ここからは、そんな重箱の中に詰める料理と、込められた願いを見てみましょう。

みなさんが、おせち料理を選ぶときは、次の年にどんな願いを込めたいかによって、中に入れる料理をチョイスしても良いと思います。

日本人って自分の意見を真正面から言わない文化なので、こういった料理で遠回しに思いや願いを伝える事をしていたのかもしれないですね。

 

それぞれのおせち料理の意味

昆布巻き

「よろこぶ」の語呂合わせ、形が巻物に似ていることから知識の向上、養老昆布とも言われ長寿の願いもあり、様々な意味が掛け合わされている。


出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

数の子

ニシンという魚の卵で、数が多いことから「子孫繁栄」という願いが込められています。


出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

 

ぶり

大きさによって名前が変わるため、出世の願いが込められている。


出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

 

田作り

片口イワシの稚魚を乾燥させて、調理したもの。イワシが豊漁で、余ったものを田に埋めて処理した時に米が豊作となったため、豊作の願いが込められている。

出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

 

黒豆

労苦を惜しまず努力する。また、昔は体が丈夫のなことを「まめ」と呼んだことから、健康を願う。「まめ」な人の語源です。

出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

 

海老

ひげが長く、丸まっているのを腰が曲がっていると見て、長生きの願いが込められている。


出典:クックパッド
URL:https://cookpad.com/recipe/315205

 

 

たたきごぼう

 地中に、まっすぐ伸びる事から「長寿」、土地に根付いた安定を願う。

出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

 

紅白かまぼこ

「日の出」を象徴する。紅は魔除け、白は神聖を表す。


出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

 

伊達巻

巻物のような形から、知識が増え、豊かになるようにとの願いが込められている。

出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

 

 ちょろぎ

長寿の願いが込められている。

出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

 

錦玉子

黄身を金、白身を銀と見て、金銀財宝にあやかる願いが込められている。

出典:キッコーマン
URL:http://www.kikkoman.co.jp/

 

 

めでたいという言葉の語呂合わせ。恵比寿様も持ってますね、文句なし。

出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

栗金団(くりきんとき)

金の団子もしくは金の布団(ふとん)という意味で、金塊や金の小判などに例えられ商売繁盛・金運・財運の意味を込めてある。

出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

 

れんこん

穴が空いていることから、見通しが良い、将来が明るく見えるという願いが込められている。

出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

里芋

土から掘り出した時に、親芋の下に小芋、小芋の下に孫芋と連なることから「子孫繁栄」「家が長く続く」という願いがある。

出典:クックパッド
URL:https://cookpad.com/recipe/706253

 

 

八つ頭

芋が連なる見た目からこの名前が付き、八の字が末広がりで縁起が良く、頭は出世の意味が込められている。


出典:今日何食べよう〜有機野菜の畑から〜
URL:https://www.homarecipe.com/entry/2014/01/01/000039

 

くわい

大きな芽が出るので、めでたい、子孫繁栄のイメージがあるようです。

出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

紅白なます

紅は魔除け、白は神聖を表し、水引きは田に水が引け豊作を意味する。

出典:ウィキペディア 御節料理
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86

 

メジャーどころでいくとこの辺りでしょう。

 

まとめ

現代で売っているおせち料理には、これらの料理の意味を込めて重箱に詰めてくれているお店も沢山あります。

ひとつひとつ意味があるので、その意味をみんなで話し合いながら、今年はどうだったかという具体的な話や、次の年などこに力を入れたいかなど、家族や友人などと酒を酌み交わしながら深い会話をすることに非常に価値があるのではないかと思ってます。

 

特に子供には良いと思います。

 

子供は「なんで?」「なんで?」「なんで?」の連続です。

 

おせち料理の意味を説明するだけで十分意味があると思います。

 

なぜならば、重箱の中には、我々日本人のが作り上げてきた文化、人間の本質が詰まってます

 

 

彼ら、彼女らは、非常に柔軟です。

 

 

きっと理解することでしょう「あぁ、そうゆうものなのかと」

 

 

 

 

今日はこのあたりで。

 

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