牛乳の美容と健康への効果がすごい件。美肌効果、ツヤのある髪を作る理由とは。カルシウムが不足するとイライラするのは嘘?

健康管理

牛乳については、古代メソポタミアの壁画に、搾乳や乳を利用する様が描かれているようで、
約6000年前から人間とつながりがある食材なんです。

日本に牛乳が伝わったのは、6世紀頃と言われていて、朝鮮半島を経て入ってきたとされています。
ただし、最初は皇室などで飲まれ、庶民は手に入りにくかったようです。
その後、1870年頃にアイスクリームとして世に広がり、1947年に給食に牛乳が導入され、
そこから爆発的に普及してきました。

日本人が牛乳と仲良くなってきたのは、歴史からすると意外と最近なんですね。

牛乳のメリット

歯や骨を作る

牛乳に含まれるカルシウムは、もう皆さんご存知かもしれませんが、骨や歯を作る非常に大事な栄養素です。
1日に必要なカルシウムの量は、年齢ごとに違い、厚生労働省が出している資料としては、下記の表のようになります。

※出典:厚生労働省
URL:https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf

15歳以上の女性は650mg、15歳~29歳の男性は800mg、30~49歳の男性は650mg、50歳以上の男性は700mgとなっています。牛乳のカルシウム含有量は、1杯200ml中に約200mg含まれており、1日のカルシウム摂取量の約4分の1~3分の1ほどを摂取できます。

話は変わりますが、巷でよく耳にするカルシウムはイライラに良いなんて言いますが、医学的な根拠は無いようです。

専門的な内容になりますが、色々調べたところ、ほとんどの人は血中カルシウム不足にはならないという事がわかりました。
というのも、人間には体内環境を常に一定に保とうとする機能(ホメオスタシス)が備わっていて、血中のカルシウム濃度が低ければ、骨から補給するなどして調整されるようです。

ホットミルクで安眠できると言うのは、体温の温度差が大きな要因かと思います。
人が眠くなる仕組みは体の芯の温度が高い温度から低くなる時に眠くなるように出来ているため、ホットミルクで体が温まり、その後、元の体温にもどるために起こる眠気によるリラックス効果かと思います。
ホットミルク以外でも同じ効果が得られます。

筋肉や肌、爪や髪の毛を美しくする

牛乳に含まれるタンパク質は、筋肉や皮膚、爪や髪を作るうえで欠かせない栄養素で、成長ホルモンの働きもサポートしてくれます。

タンパク質は人間の生命を維持する優先度が高いものら順番に巡っていくようで、筋肉や皮膚が優先されます。
特に、髪の毛は優先度が低くなるようで、タンパク質が不足すると髪の毛のツヤやしなやかさが失われる可能性があります。

美しい肌を保つにはコラーゲンが重要ですが、コラーゲンはタンパク質から構成されています。
牛乳に含まれる動物性タンパク質は、美しい肌を保つのに必要な栄養素なんです。

また、牛乳に含まれるビタミンAは、皮膚や粘膜を保護し、上皮細胞を作る機能に関わっています。また、上記でも紹介したビタミンB群がエネルギー代謝に関わるため、代謝が活性化すると、肌も明るくなり美肌効果が期待できます。

自律神経を整える

牛乳のタンパク質に含まれるトリプトファンという物質が自律神経を整える役割があるとされています。
トリプトファンは自律神経の副交感神経を優位にする脳内物質であるセロトニンを増やすのに効果がると言われています。
これは、人間の体の中で合成できない必須アミノ酸の1つで、食事からでないと摂取できない栄養素なんです。

また、牛乳にはトリプトファンからセロトニン合成を促進させるために重要なビタミンB6もわずかながら含まれています。
牛乳と一緒にビタミンB6を多く含む食材も摂るようにすると良いですね。
魚類、豆類、などにも豊富ですが、私のオススメは牛乳と相性の良い『バナナ』がですね。

バナナにはトリプトファンとビタミンB6が入っており、30分でエネルギーに変わると言われているので、忙しくて時間が無い!なんて時に牛乳1杯とバナナで栄養補給してみてはいかがでしょうか。

牛乳のデメリット

体を作り、自律神経を整える効果のある牛乳ですが、、「健康に悪い」という説もあります。

牛乳の糖質と脂質

牛乳には、乳糖(ラクトース)という糖質が多く含まれていて。体内の酵素によって分解され血糖値を上げます。
牛乳はGI値という食後の血糖値の上昇度を示す指標が低いとされているのですが、
実は、「低脂肪乳」「無脂肪乳」などの場合は、一気に血糖値が上がりやすくなるんです。
血糖値が一気に上がると太りやすくなるため、カロリーを気にして「低脂肪乳」「無脂肪乳」を選んでいることが、逆に太りやすい体を作っている可能性があります。

また、脂質には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がありますが、牛乳に多く含まれる脂質は飽和脂肪酸。これは中性脂肪やコレステロールを増やすとして、とり過ぎは問題になります。牛乳も飲み過ぎれば太りやすくなったり、生活習慣病のリスクが高まるなど、健康に悪影響を及ぼすということでしょう。

そもそも日本人の身体は牛乳に耐性が無い

この記事の最初にお話したように、日本人は牛乳との付き合いがまだ浅いとされています。日本人は牛乳に含まれる糖を消化する酵素であるラクターゼが少ない民族のようで、牛乳を消化しきれず、お腹をこわす人がいます。

特に幼少期の牛乳は危険

特に1歳前の赤ちゃんは牛乳を消化する能力が発達していないので、牛乳に含まれるたんぱく質を上手く分解することができないんです。
分解されていないたんぱく質の分子を吸収すると、じんましんが出たり、呼吸困難になったりします。これが世に言うアレルギー症状です。

1歳前の赤ちゃんには牛乳を与えないほうが良いとされています。
私は絶対にあげませんが、、、、。

乳牛の生活環境に問題がある場合も、、、

牛乳をとるための牛をの生活環境が良くない場合もあるようです。
日本は土地が狭いため、牛1頭あたりに与えられるを牛舎がどうしても狭くなるようです。狭い牛舎の中で繋がれたまま寝起きします。
一生を狭く不衛生な場所で過ごさなければならない牛もいるようです。
人間に置き換えたら、身動きの取れない狭い場所で寝て、食べて、排便をして、一生を過ごすと考えるといたたまれないですね。

ただ、すべての牛がそうというわけではなく、素晴らし環境で非常に大切に育てられている牛もいます。

ストレスを感じている牛からとれた牛乳よりも、幸せに育っている牛から取れた牛乳の方が良いですよね。

今は、どこの牧場でとれた牛乳かを公開していることもあります。
自身が口にするモノだからこそ、自身でしっかりと見極めていく必要がある時代かもしれません。
また、その消費者の行動が不幸な牛を減らす事に繋がると私は思います。

まとめ

体を作り、バランスを整えるための重要な栄養素を持っている牛乳は、健康と美容に効果が期待できる食材です。
しかし、とり過ぎは良くないため、自分の体にあった摂取の仕方を見つけて行くのが良さそうです。
お腹や胃の調子を確認しながら自身にあった種類やとり方を見つけていって欲しいと思います。

牛の命を頂いているという感謝を忘れないようにしたいですね。