新たに導入された医療費『妊婦加算』とは何か。負担額や認知度を調べてみた。

健康管理






最近ネットで騒がれている『妊婦加算』とは、超簡単に言うと、妊婦さんは現状の医療費に追加で費用が必要になりますよ。ということ。

 

2018年4月から始まったルールで、病名や診療科にかかわらず、通常の基本診療料(初診料と再診料または外来診療料)に上乗せされる診察報酬の改定の事だそうです。

 

  

 

負担額はどれくらい?

初診料:プラス750円

妊婦ではない人の場合で健康保険を使う成人は2820円(282点)

約26%増。

 

 

高いです。めちゃ高い。

 

 

 

 

再診料:プラス380円

妊婦ではない人の場合で健康保険を使う成人は730円(73点)

 

 

 

 

 

52%増。
姉さん、、、。事件です。

 

 

上記の(282点)(73点)は何?という方のために説明しておきますと、診療費用は、国が定めている「診療報酬点数表」と呼ばれている診療報酬の計算の基準があり、金額ではなく点数で計算します。

例えば「初診料=282 点」というように規定されていて「1 点=10 円」計算です。
私達は健康保険が適用されるので、この一部を支払い、残りは公的医療保険によって支払われるという仕組みです。

 

上記の金額の7割は保険適用なので実質3割負担という事になります。

 

よくネットで、妊婦加算の実質負担金額が初診225円、再診114円などと記載されている事が多いです。実質負担額を見ると、そんなに高くない印象を受けますが、7割分負担分は税金から出てますから、結局は私達国民の税金ですよね、、、、。

 

そもそも妊婦加算の目的は何だったの?

 

厚生労働省の資料を色々調べてみました。
結論から言うと、「安心料」「技術料」という事のようです。

 

以下、厚生労働省の資料から引用

 

『妊婦さんへの丁寧な外来診療を高く評価することで、
妊婦さんがより安心して医療機関を受診できるよう、
平成 30 年4月1日から「妊婦加算」が始まりました。』

引用元:厚生労働省
URL:https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T181106S0010.pdf

 

 

 

 

 

、、、、、、ざっくりすぎる。

 

 

 

 

『妊婦さんへの丁寧な外来診療を高く評価することで、、、、』
ここの説明、もっと必要だと思いますけど、、、、。

 

これから新しく妊婦の方へのメリットを提供できることが無かったとしても、医療の現場で起きている大変さとか問題を押し出して、妊婦加算によりどう改善される可能性があるか説明するだけでもだいぶ違うと思いますけど、、、。

それからの公定価格改定かなと、、、、。

 

 

 

 

 

あるWebサイトで下記の様な表記があったのですが、医療機関サイドからすると、妊婦加算が妊婦のためになるということもありそうです、

妊婦加算の新設は、診療報酬などの改定について審議する中央社会保険医療協議会(中医協)が今年3月にまとめた答申に含まれていたのだ。中医協では妊婦が外来で診療を受ける際の現状について議論があったという。

議論では、胎児への影響を考えた上で、どのような薬を投与するか、また投与しないかといった判断を注意深くする必要があることや、流産や死産の原因となるような感染症など、特に注意を払わなければならない病気もあり、高い診察技術が必要であることなどが指摘された。妊婦加算は、いわば難易度の高い診療に対する「報酬」ということになる。

医療関係者からも、妊婦加算に賛同する声がネット上でみられた。薬を処方するなどの際に胎児への影響を恐れ、妊婦を診察すること自体を敬遠する医療機関が少なくないからだ。妊婦加算の「報酬」をつけることにより、妊婦に対する医療の体制を強化する狙いがある。

引用元:税理士ドットコムトピックス

URL:https://www.zeiri4.com/c_1076/n_584/

 

みんなどれくらい知っているの?

 

ある調査では、妊婦の約25%程度しか、この制度を知らないというデータが取れたようです。

カラダノートが10月末に発表した、妊婦1781人を対象にした調査では、制度を知っている人は25.9%に留まった。過半数の56.2%は聞いたこともないという。

引用元:キャリコネ
URL:https://news.careerconnection.jp/?p=62135

 

 

 

 

『知っている』という表現と、『聞いたこともない』という表現がちょっと差があるのが気になりますが、、、、。

結果としては

 

知っている 25.9%
知らない  56.2%

 

 

 

 

という事実、、、、。

 

 

 

お金に関わる事が25%程度にしか知れ渡っていないってどうなんでしょうか。

 

 

 

ただ、『知らない』という課題については、単純に国の拡散方法が良くないと、いう一言では済ませられないと思ってまして、国の拡散の方法が悪いのか、国民の国の政策に対するアンテナが低いのかという事もあるかと。

 

ここは議論になるところだと思います。

 

日本の国民性なのかもしれませんが、日本人って日頃から国の政策について議論する人って少ない気がします。
友人で外国の人もいるのですが、政治の事や国の問題や日頃のニュースに関する私の意見とか、結構聞かれるんですよね。
そこで自分の意見を言えないと若干空気悪くなる、、、、。

 

日本と逆ですね。

 

これ、日本教育とメディアの影響も結構あると思ってて、教育として単純な暗記力勝負になっているところと、メディアについてはバラエティやエンタメの割合が多すぎるなと、、、。

 

悪いと言ってるというわけではないです。

 

バランスをもうちょっと考える必要あるなと。
バラエティと政治に参加する割合を国民が自ら調整できるような環境や文化になったら良いなと思ってますね。

 

すみません、こっから全然違うテーマになりそうなので、このくらいで、、、。

 

 

まとめ

・妊婦加算は、妊婦の場合、国が定めた医療の公定価格に上乗せされる金額の事。

・妊婦の診療には高度な技術が必要なため、そのための報酬である。

・知っている人より知らない人が多い。

といった感じですね。

妊婦さんが、払うお金は高くなったが、今までよりも安心して診察が受けられるようになった、ですとか、待遇が良くなったなど実感してもらえるような施策になると、現場での『ありがとう』が増えると思います。

人々の命にかかわるような大事な事は、発信する側も受ける側も歩み寄って良い世界になれば良いなと切に思います。